ヘーベルハウスの術中にはまってみたお話②ヘーベルハウスの見積提示とZEH対応 大公開
営業マンに案内されて、展示場から、ヘーベルハウス建築現場の見学に行くことになった僕たち。
早速現場に到着します。車で現地集合になったのですが、ベルマンの愛車はレクサスのNXでした。売れてる営業っすねww
ベルマン「まず、ヘーベル板の耐火性能をご覧いただきます。」
そういうと、ヘーベル板、サインディング、タイルをバーナーであぶる実験が開始されました。
ベルマン「では、この結果は後程見ますので、まずは中をご覧ください」
そういわれて、中に通されます。
建築現場で、まずは動画を見せられ、構造の紹介を受けます。
鉄骨のフレームにボルトでヘーベル板が固定されている様子をみて、ひとつ疑問に思ったことを聞いてみます。
ぼく「これって締め付けトルクってどんなもんなんですか?」
ベルマン「?トルク…」
一瞬、唖然とした顔をした営業マン、同席していた技術?の人に目くばせします。
技術「トルクではなく、座金の潰れ具合で締め付けを管理しています」
ぼく「なるほど…ちなみに、このヘーベル板の間のシーリングはどれくらい持つのですか?」
技術「これは、弊社の独自技術で30年持つのです」
ぼく「おお」
ベルマン「ここにサンプルがあります、引っ張ってみてください」
そういって、薄ピンク色のシーリングサンプルが手渡されます。引っ張るとビョーンって伸びます。
なんとなく耐久性は高そうです。
そんなこんなで、中を一通り拝見します。
床も壁もALCでおおわれている構造、確かに頑丈そうです。
また、地震で変形して制震する金属製の筋交いも紹介されました。
強度の高い躯体に、制震筋交い…理にかなっているような気がしましたが、この金属製の筋交い、大地震で変形した後、元の形状に戻るのか気になりました。まあ、交換するときは火災保険の地震特約なんかで対応することになるんでしょうけど。
ベルマン「では、そろそろ外の耐熱実験を見てみましょう」
そういわれ、外に戻ります。
バーナーであぶっていた外壁たちですが、サインディングは燃えて炭になり、タイルは熱を持って、裏側の断熱材が燃え、ヘーベル板はそのままでした。裏側に熱も回っていません。
結果が分かっているデモとはいえ、ヘーベル板の耐火性能の高さは、よく分かるものでした。わかりやすくて良いですね。
でも、外壁の場合、塗装は燃えるだろうなぁって思ったりしました(すみません、ひねくれてるんです)ww
とはいえ、非難するまで中に火が回らない、という意味では、すごく良いと思います。
頑丈で、火に強い。
あれですな、ヘーベルハウスは質実剛健なマッチョな男性っぽい家ですな。守る家、と考えれば最強なのかもしれません。
へーべルハウスのプランとお見積
そんなマッチョなお家ですが、大切なのは価格です。
ネット上では、高い高いと言われるヘーベルハウス…ドキドキしながら資金計画書という名の見積を提示されました。
ぶっちゃけ、38~40坪で4000万円は超えるんだろうなぁと思っていましたが…
税込本体 3270万円
諸費用 100万円
その他工事 100万円
合計 3470万円 ということでした。
税抜の本体の坪単価は、約73万円。
あれ? 思ったより安い。
本体に値引きはありませんが、その他工事の部分で、ZEH仕様なのですが、太陽光発電システム、HEMS、高性能エアコンなどで、大きく値引き&サービスがされています。外構をすごく安く設定(60万円)していますが、それも入れてその他工事100万円(太陽光、HEMS、エアコン付きで)ですからね。
まあ、しれっと、その他工事の値引きのような感じでZEH補助金で60万円をマイナスしているあたりが、上手く見せているとは思いますが…
ヘーベルハウスの値引の実態
そうです。ヘーベルハウスは、大きく本体値引はしませんが、太陽光などの付帯工事というか、設備部分をサービスしたり、値引することで、価格対応をします。
なので、交渉する場合は、「値引いて欲しい」というよりも、太陽光や床暖房などの設備のサービスや値引きを狙うことになるんだと思います。
建築請負契約=仮契約の疑問
価格提示をされた後、ZEHのビルダー枠が残り少ない、という理由でクロージング(契約を狙う)を受けました。
ベルマン「ZEHの補助金の枠が減っていまして、他のメーカーの検討を辞めていただき、ヘーベルに絞っていただくご確約を頂ければ、枠を抑えることができます。いかがでしょうか?」
ぼく「うーん…それは…どうしようかな」
ベルマン「色々とお打合せをしていかないといけないので、週末の時間を弊社との打合せに充てて頂く意味もあります」
ぼく「分かる気もしますが…それは、ヘーベルさん一本に絞りますって口頭で言えば良いのですか?」
ベルマン「実際には仮契約のような感じになります」
ぼく「…それって、請負契約を結ぶってことですか? 請負に仮も何も無いと思うんですが…」
ベルマン「あ、そ、そうです。請負なんですが、住宅を建てる場合、請負契約を結んだ後に、詳細を詰めて、それから契約変更という形をもって、本契約となります」
ぼく「うーん、申し訳ありませんが、どう考えても、60万円のために焦って3500万円近い金額の契約をするわけには行きませんね」
ベルマン「60万円は大きいですよ」
ぼく「国の補助金なので、枠があれば別のメーカーでも得られる60万円ですよね。あと、60万円は大きいですが、3500万円はもっと大きいですからね」
ベルマン「…」
ということで、保留して帰ってきました。
個人的に、もっと詰めてからでないと絞り込むことができなかったことと、契約を急かす営業はあまり好きではありませんので。
他のメーカーでもありましたが、建築請負契約を仮契約といって急かす営業が住宅業界ではありますが、これはれっきとした契約です。契約には債務が発生します。つまり、何かしらの責任が発生します。納得するまで結んではいけないのです。
仕事で契約関係はかなり実施するので、どうしても慎重になってしまうのでした。
とはいえ、商品そのものが良かったこと、がつがつはしていますが、営業マンも決して悪くなかったので、一旦保留としたのでした。
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